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2012年8月

過呼吸の対処方法

今日(8月29日)夜の8時過ぎのことです。明日の配薬も終わり同僚3人と仲良く一緒に夕食をとっていました。何気にNHKを見ていると立川志の輔がMCの「ためしてガッテン」という番組がやっていて、過呼吸の「ある応急処置」が大間違い、窒息死を招く大誤解だということがわかってきました、・・・と大げさに言っていました。「ん?何だ?」と思っていたら、同僚の一人が「なんか、すごいことやってますね、対処で、死ぬって、まさか、この間違いってペーパーバッグじゃないでしょうね」って私に聞いてきたので「それはないよ、多分、違う、ペーパーバッグは基本、自律だし、症状が改善されてきたら、バックが逆に苦しくなる。だから、窒息死はまずない。よくわからないけど、安剤(抗不安薬)じゃないかな、その薬の副作用だったり、影響で脳の酸素分圧のセンサーが遅れるとか・・・そういうことじゃない?」って、返しました。その時です。看護師のAさん「あっ、わかった」と大声で、いきなり会話に入ってきて聞いてもいないのに「これ、ビニール袋でしょ、コンビニとかの、それが原因で呼吸困難になっちゃうんじゃない?」・・・とりあえず、唖然です。まず、それはペーパーバックじゃないし、そもそも過換気症候は低酸素症じゃない。過呼吸は、その名の通り、必要以上の換気活動が原因で、動脈血中の酸素分圧が上昇し、二酸化炭素分圧が減少して起こるもの、だから、自分の呼気を再び吸気することで、過度の換気を抑制し、一時的に酸素の供給量を減少させ、血液中の二酸化炭素濃度を上昇させることが必要だ。応急処置で、ペーパーバックがNGなら、症状が緩和させられないことによる、深刻なショックへの進行回避ができない。確かにペーパーバックは、心筋梗塞や気胸、肺塞栓などが原因で頻呼吸が起こり、これが原因で過換気症候群になる場合は、禁忌だ。だが、このようなテレビでは普通の状態でのことを想定しているはず。そんなことを思いながら、私が「・・・」としていると、例の看護師が「あ、その顔は、私のことを馬鹿にしているでしょ?」といったので「少しね。」と答えました。本当は「紙袋には、隙間があるでしょ?だから、空気は、密閉できない。そのぐらいわかれよ。」と言いたかったのですが・・・。
その後、テレビがなかなか答えを言わないので、結局答えを見ず、テレビの部屋を後にした。その約15分後、例の看護師がドヤ顔で「さっきの答え、ペーパーバックだって、ほら、私の言った通りだったでしょ?」と言ってきた。再び、唖然+愕然。
ペーパーバッグ法(ペーパバックリブレッシング)は、まず、なるべく大きな紙袋を利用する。これにより、酸素供給量を下げ、酸化炭素濃度を上昇させなければ、過呼吸の症状は進行し緩和できない。でも、この時、口と鼻を完全に塞いでしまうと、必要以上に酸欠状態になることがある。と言われているが、こんなのは低レベルな常識だし、症状が緩和された後も、いつまでも、全力で口と鼻を密閉した袋で呼吸する人は一度も見たこともないし、いないと思う。看護師のドヤ顔はともかく「ためしてガッテン」という番組は、安易な空想で、著しく医療処置を誤解させる番組だと思う。見ないほうがいいです。最悪な番組です。(`Д´)

・・・ということです。 (^-^)♪

それでは、明日がいい日になりますように。

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熱中症について

脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、脳塞栓、一過性脳虚血、高血圧脳症、、、などの脳血管疾患をまとめて「脳卒中」と言いますが、熱中症も、これと同じように、熱失神や熱けいれん、熱虚脱、熱疲労、熱射病、脱水症をまとめた言い方です。特に注意が必要なのは、体温の上昇を伴う脱水症と熱射病です。この2つは、人の体温調節中枢がマヒした状態になりますから、放置すると強い意識障害を起こし、乏尿や無尿の経過を辿ると半分が絶命します。高齢者施設では、突然、気分が悪いと言ってしゃがみこみ、そのまま意識がなくなり、すぐに呼吸が止まり、蘇生+救急搬送というのは、よくあります。でも、いくら注意しても、水分摂取や体温調節は程度が分からず、強制もできないので、完璧な予防は難しいです。
・・・ですが、先日、近くの医局まで薬をもらいに行く途中で、重症度Ⅲの熱中症と思われるお爺さんに会いました。そのお爺さんは、自宅の庭にしゃがみ込み、じっとしていたので、私は「大丈夫?」と声をかけました。お爺さんは「・・・」だったので、すぐに皮膚を触ってみました。案の定、異常なほどの高温だったので、すぐに家の人に知らせました。緊急事態です。お婆さん、多分、奥さんが出てきたので、私は、奥さんをびっくりさせないようにゆっくり「お爺さん、具合が悪そうなので、とりあえず、救急車、呼びますね。」というと「ああ、いいの、いいの、熱いだけだから、水かけましょう。」そういって、家の中から、ホースを持ってきてお爺さんに勢いよく水をかけました。すると、お爺さんが元気になり「なんだよ、つめてえじゃねえか」と言いながら、家の中に戻って行きました。どうみても重症度Ⅲなのに・・・ただ、ひたすら、唖然・・・でした。私も、暑さで、幻覚でも見たのかも知れません。

・・・ということです。 (^-^)♪

それでは、明日がいい日になりますように。

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