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「記憶」について

ほぼ、例外なく、ほとんどの人は3~4歳頃までの記憶がありません。このことを「幼児健忘症」といいます。これは、記憶に関する現象なので病気ではないのですが、何故か病名がつけられています。・・・で、この幼児健忘症を紐解いていくと「記憶」がどういうメカニズムで成り立っているのかがよくわかります。
人は、まず刺激を受けると「感覚記憶」として、3~4秒程度、ごく僅かですがとりあえず保持します。このうち、重要でないもの記憶は、残らず、すぐに消えてしまいます。視覚刺激は、もっと短くて1秒程度しか保持できません。一方、聴覚刺激は4秒から1分程度、保持することができるといわれています。感覚記憶のうち、重要なものだけが短期記憶として保持されます。大脳の前頭野です。短期記憶は、感覚記憶よりやや保持する時間が長く、約20秒前後保持されます。一般にワーキングメモリーと言われる記憶がこれです。Aさんから、電話があって、Bさんに、Aさんが、○○駅に○時○分に待ち合わせしたいって・・・と伝言した後、内容は、すぐに忘れてしまうという、アレです。(^-^)ワーキングメモリーは、チャンクとかマジカルナンバーとも呼ばれ7±2のかたまりが限度だとも言われています。さて、次からが本当の記憶です。「海馬」という期間が、ある短期記憶を長期記憶にするかどうか、を決定します。大脳辺縁系です。人は、ある刺激を、その都度、覚えておくべきかどうか、を判断します。覚えておくべきで刺激であれば、重要な記憶であるということなので、その後も何度か、再生(思い出す)されるはずです。そして、再生により記憶は、強化されるので、決して忘れない強い記憶に形成されていくわけです。幼児健忘症は、この判定ができない+その後の再生ができないことで起こります。また、小脳でも記憶は形成されます。小脳の記憶は、言葉やエピソードではなく、自転車の乗り方のように体で覚えているような記憶です。ちなみに「海馬硬化症」という病気で海馬の一部が死滅しても、小脳の記憶は残っているので、体で覚えたことは、忘れません。さて、最初の感覚記憶ですが、割と簡単にその現象を確かめることができます。赤色をしばらく見つめてから白い紙をみると「残像」で白い紙が、赤の補色「緑」に見えます。すぐに、元に戻りますが、それが約1秒から3秒、感覚記憶の時間です。手術をするとき白衣を着ないのは、これが理由です。血液を凝視した後に手元の色が変わらないように、あらかじめ補色の緑を着ているというわけです。

・・・ということです。 (^-^)♪

それでは、明日が貴方にとっていい日になりますように。

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